第55回大阪府果樹品評会に出品|第2回で優良賞を受賞しました
2026年、3年に一度開催される「第55回大阪府果樹品評会」が行われました。
大阪府太子町でぶどうを栽培するグレープファミリー谷川も、今年度の果樹品評会に全3回出品しました。
結果は、第2回大阪府果樹品評会で優良賞を受賞することができました。
一方で、第1回・第3回は残念ながら入賞することができず、全3回を通した総合での入賞にも届きませんでした。
それでも今回の品評会は、自分たちのぶどう栽培を改めて見つめ直し、これからさらに品質を高めていくための多くの学びを得る機会となりました。
大阪府のぶどう農家の高い栽培技術を実感
今回の大阪府果樹品評会を通して、改めて感じたことがあります。
それは、大阪府のぶどう農家の栽培技術の高さです。
全3回とも、その時期の畑の中から「これなら勝負できる」と思えるぶどうを選び、自信を持って出品しました。
それでも、簡単には入賞することができません。
普段から大阪府内のぶどう農家の皆さんの高い栽培技術を感じることはありますが、品評会という同じ舞台にぶどうが並ぶと、そのレベルの高さをより強く実感します。
大阪はデラウェアをはじめ、シャインマスカットなどさまざまなぶどうが栽培されている産地です。
生産者として大阪でぶどうを作っているからこそ、この高い栽培技術や大阪ぶどうの魅力を、もっと全国の皆さまにも知っていただきたいと感じました。
粒が大きいだけでは「良いぶどう」にならない
今回、特に勉強になったのが、単純に粒が大きい、房が大きいだけでは品評会で評価されるぶどうにはならないということです。
一粒一粒の大きさが揃っているか。
房全体が縦にきれいに整っているか。
着色が均一で美しいか。
果実表面のブルーム(果粉)がきれいに残っているか。
房型や粒の配置が整っているか。
一つひとつを見ると非常に細かな部分ですが、こうした要素を積み重ねていくことで、一房全体の完成度が大きく変わります。
普段お客様へ販売するぶどうでも、もちろん味や品質を大切に栽培しています。
しかし品評会では、さらに細かな部分まで比較されます。
「今年は良いぶどうができた」と思っていても、その中からさらに粒揃いや房型、色、ブルームなどを細部まで仕上げなければ、上位には届きません。
今回、自信を持って出品したぶどうが入賞につながらなかったことは、非常に悔しい結果でもありました。
品評会で見つかった課題を、これからのぶどう栽培へ
一方で、今回の結果から自分たちのぶどうには、まだまだ改善できる部分があることも分かりました。
粒の大きさを追求するだけではなく、
- 一粒一粒の大きさを揃える
- 房全体の形を整える
- きれいな着色を目指す
- ブルームを残したまま収穫する
- 一房全体としての完成度を高める
こうした細かな部分を、これからの栽培の中でさらに意識していきたいと思います。
品評会に出品することの大きな意味は、賞を取ることだけではありません。
他の生産者が作った高品質なぶどうを見ることで、自分たちの栽培を客観的に振り返ることができます。
そして、そこで得た技術や気付きを、普段お客様へお届けするぶどうの品質向上につなげていくことができます。
今回の経験も、今後のデラウェアやシャインマスカットをはじめとした、グレープファミリー谷川のぶどう作りに活かしていきます。
3年後の大阪府果樹品評会へ
次回の大阪府果樹品評会は3年後です。
今回よりもさらにレベルアップしたぶどうを作り、次こそ全3回を通して結果を残せるよう、この3年間さらに試行錯誤を重ねていきたいと思います。
100年以上受け継がれてきた栽培の知識や技術を大切にしながら、現代の新しい栽培理論も取り入れ、一粒一房と向き合っていきます。
まだまだ、もっと良いぶどうを作れる。
今回の悔しさと学びを次につなげ、これからも大阪府太子町から、皆さまに「また食べたい」と思っていただけるぶどうをお届けできるよう取り組んでまいります。
今回入賞された生産者の皆さま、本当におめでとうございます。
また、第55回大阪府果樹品評会の開催・運営に携わっていただいた皆さま、ありがとうございました。
グレープファミリー谷川
大阪府南河内郡太子町




